リノベーション

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    「リノベーション」とは既存の建物に大規模な工事を行うことで、性能を新築の状態よりも向上させたり、価値を高めたりすることを指します。
    カンボジアプノンペンでもホテルのリノベーションをしている日本企業が最近多くなってきています。
    英語で「renovation」とは「革新、刷新、修復」を意味します。
    リフォームがマイナスの状態のものをゼロの状態に戻すための機能の回復という意味合いに対して、リノベーションはプラスアルファで新たな機能や価値を向上させることを意味します。
    よりよいデザイン性の高いものに改良したり、求められる機能やスタイルに合わせて間取りや内外装などを変更したりすることなどが含まれます。

    ホテルのリノベーションは日本でも流行っています。
    リノベーションのメリットだけが語られる傾向にありますが、実際には良いこと尽くめばかりではありません。
    リノベーションのデメリットを理解していなかったばかりに思いもよらないことにつまずいてしまうこともあります。
    特にカンボジアプノンペンではインフラと作業クオリティで日本以上に大変な事になる事が多いのが現状です。

    メリットとデメリット両方を十分に理解したうえでリノベーションを検討しましょう。

    リノベーションのデメリット
    リノベーションが注目を集めているのは、それなりのメリットがあるからだと考えられます。
    よく言われているリノベーションのメリットとして、大きく分けて以下の3つが挙げられます

    メリット1
    新築を建てるよりもコストをおさえることができること

    一番大きいメリットはここです。
    同じ条件のもと、新築を購入する場合の費用と中古を購入してリノベーションする場合の費用を比較すると、中古を購入してリノベーションする費用の方が、20%~30%程安く済むことが多くあります。
    中古物件の価格にもよりますが、新築よりも安い費用で理想の空間を手に入れることができます。
    また、新築の戸建やコンドミニアムやホテルの価格は、新築後15年間で大きく下落し、その後は景気に応じて緩やかに上下するのが日本の歴史で証明されています。
    そのため、築20年以上の戸建やコンドミニアムやホテルを購入することで、購入後数年で市場価格が大きく下降するリスクを避けることもできます。

    メリット2
    物件の選択肢が増えること

    自分が希望するエリアで希望通りの新築の戸建やコンドミニアムやホテルを探すのには大変苦労するかと思います。
    特にプノンペンでは、多くの方が希望する新築の戸建やコンドミニアムやホテルが見つからずに、当初の条件に対して妥協してしまっている傾向があります。
    リノベーションを前提とすれば、中古の戸建やコンドミニアムを購入することとなり、新築と比べより安い予算を設定できるため、立地の選択肢が大きく広がります。
    限られた開発プロジェクトの中から選ぶ新築と違い、ほしいエリアや、閑静な住宅地や水辺で暮らしたいなど細かな環境の条件を満たす戸建やコンドミニアムやホテルを探し出せる可能性があります。
    また、間取りや内装、設備機器が条件を多少満たしてなくても、新しく変えてしまうため、あまり気を使う必要はなく、エリアや立地さえ条件を満たせればよいという部分もあるため、対象となる戸建やコンドミニアムやホテルの範囲を増やすことができます。

    メリット3
    自由に設計できること

    リノベーションは、自分の洋服を自分の好みで選び組み合わせるかのように、自分のニーズに応じて自由に自分らしさを表現することができます。
    住まいや投資物件に対するイメージは人それぞれ異なり、世界で1つしかないものが誕生します。
    既存のコンドミニアムや建売住宅なら、どれも似たり寄ったりで無難な内装になってしまっていることが多く、内装に強いこだわりがあり、自分好みの内装を選びたいという方にはリノベーションがおすすめです。
    間仕切りがない広々としたリビングにしたり、システムキッチンを設置したりなど、既存の住まいでは味わえない、自分だけのライフスタイルを演出することができます。
    ホテルでいうと構造体以外はすべて取りにぞきゼロに近い状態から設計しなおしする事も可能です。

    リノベーションのデメリット
    では、次に、リノベーションのデメリットとして、以下の3つが挙げられます。これらのデメリットもしっかりと把握しておきましょう。

    デメリット1
    築年数が長いためにインフラに不安があること

    中古の戸建やコンドミニアムやホテルを購入する場合には築年数に注意する必要があります。
    建築基準法もないカンボジアプノンペンは今のように管理について厳しく言われていないこともあり、見えないところは手を抜いて工事をされてしまっていることもあり、インフラや耐久性が現在の法律の基準を満たさなくなってしまっている場合があるためです。
    また地震がない国という事もあり構造計算はもちろん排水の勾配もついていないレベルの建物ばかりです。

    その為、購入後改修工事などが必要となり、逆にかなりの費用がかかってしまい、せっかくのコストをおさえることができるというメリットを活かせなくなってしまう事もあります。
    ただ高いレベルで設計されたものもありますので、日本の専門家や建築家に見てもらう事を強くおすすめ致します。
    MAGNET JAPANには一級建築士も在籍しておりますので調査等お気軽にお申し付け下さい。

    デメリット2
    旧オーナーとの交渉

    中古の戸建やコンドミニアムやホテルを購入する場合には前オーナーとの交渉が必要になってきます。
    エリアと状況に適した条件か周辺の状況を確認し交渉する必要があります。
    日本人が相手だとどうしても高い値段で提示してきたり、何かと追加費用を請求してきたりする事が多々あります。
    MAGNET JAPANではカンボジア人との交渉には先ずカンボジアマネージャーに行ってもらう事にしています。
    最終金額の交渉まで購入するのが日本人だという事はオーナーに伝える事はありません。
    最速で適正価格を引き出します。

    デメリット3
    時間が必要になることもある

    中古の戸建やコンドミニアムやホテルをただ購入する場合には、住みたい戸建やコンドミニアムやホテルを探して購入し、引き渡しが行われ住むのが一般的ですが、リノベーションの場合には、引き渡しまでの間に交渉、建物検査、設計、施工などの作業が加わります。
    さらに、コンセプトやイメージに強いこだわりがあると、建築士との打ち合わせなども十分に必要であり、結果として完成させるためには大変な時間がかかってしまいます。
    また実際工事が始まったあとに、上下水道、電気設備等のふたをあけてみないとわからない部分での瑕疵が発見され工事が遅れる事も多々あります。

    理想通りするためにも建築士との打ち合わせはじっくりとすべきであり、忙しくて打ち合わせの時間が十分に取れないという方や一刻も早く住み替えたい方には、適切ではありません。

    我々MAGNET JAPANはこれらを踏まえた上でお客様のご要望にマッチする資産価値の高い物件をご提供致します。